ロシアの国営通信社「タス通信」は3日、ロシアを非難してウクライナからの即時撤退を求める決議案が、国連総会で141カ国の賛成を得て採択されたことについて、「決議は法的拘束力を持たない」と反論する記事を公開した。

 記事では、ベラルーシや北朝鮮など決議案に反対した5カ国と、中国やインドなど棄権した35カ国、アゼルバイジャンやウズベキスタンなど無投票の12カ国の一覧を掲載。さらに「旧ソ連構成国で賛成したのは、ウクライナ、ジョージア、モルドバ、エストニア、ラトビア、リトアニアだった」と名指しした。

 採択された決議に法的拘束力はないが、国際社会の中でロシアに圧力をかける意味合いがある。(根本晃)
朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/27da9fffdaee216682505a69b8c2b281535a834b