2022/03/03 09:48配信
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp
 
ウクライナの首都キエフで、ロシア軍がウクライナの抗戦に苦戦する一方、石油と食糧の補給が途絶え、士気が低下したという分析が出ている中、司令部の村への砲撃指示に抵抗するロシア兵士の音声が録音されたファイルが公開された。

 1日(現地時間)、英紙テレグラフは、英国の情報会社「シャドーブレーク(ShadowBreak)」がウクライナ侵攻後、ロシア軍内でやり取りされた無線通信の盗聴を入手して分析したと報じた。盗聴された録音ファイルは計24時間分であり、テレグラフを通じてこのうち一部だけが公開された。

テレグラフは、計3つの短い音声ファイルを聴取したと伝えた。最初のファイルには、「村を砲撃せよ」という司令部の指示に対して、ロシア兵士が「民間人が去るまでは不可能だ」と抵抗する音声が含まれていた。兵士の不服の後、緊張した対話が続き、結局、指揮官は腹を立てながら「民間人が避難するまで待て」と言ったと、テレグラフは伝えた。

 2番目のファイルには戦闘中の兵士が涙ぐむ音声が入っている。最後のファイルには、補給品と燃料を要求した兵士の暴言が録音された。該当兵士は「ここに来て3日目だ! 一体いつ準備ができるんだ!」と叫んだ。

 シャドーブレークのサミュエル・カディロ代表は「ファイル全体を聞くと、ロシア軍は現在完全な混乱の中で作戦を遂行しているという事実が確認できる」とし「彼らは現在自分たちがどこに向かっているのか、どうすればきちんと疎通できるのかが全く分からない状態」と述べた。

 続いて「明らかなのはロシア軍の士気が低下しているという点」とし「お互いに向けて侮辱的な発言をし、銃を撃つ場合もあった」と伝えた。またテレグラフを通じて公開された内容だけでも、ロシア軍の混乱だけでなく、民間人居住地への砲撃を軍指揮部レベルで指示した「戦争犯罪の証拠」を把握できると述べた。

 また、テレグラフは、今回の盗聴録音分析を通じてロシア軍の無線方式を一部把握したと明らかにした。メディアはロシア軍がデジタル通信網を完備できず、一部部隊ではまだ戦闘機、ヘリコプター、タンク、砲兵とアナログ方式で疎通していると伝えた。

      ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://s.wowkorea.jp/news/read/337861/ #ワウコリア