ロシアは株式市場の閉鎖が続き、外国人投資家への現金支払いが全面的に禁止された。ロンドンやニューヨークのファンドは取引を停止した。

現状では控えめに言っても、ロシア関連の金融資産はほぼ凍結された様子だ。ロシア経済の生命線を握る商品の輸出にも混乱が生じ、ロシア産原油を拒否する買い手も現れた。

プーチン大統領がウクライナ各都市への攻撃を強める一方、厳格な経済制裁が効果を発揮し、ロシアは外部世界との金融上のつながりが絶たれつつある。

金融市場では以下のような展開が見られている。

ソブリン債

ロシアは2日が期限のルーブル建て国債のクーポンを支払ったが、中央銀行が外国人投資家への送金を禁止したため、外国人が資金を受け取れるかどうかは明らかでない。

この110億ルーブル(約114億円)の支払いが予想通り行われたとしても、債務不履行(デフォルト)となる可能性があるのかどうか投資家は理解に努めている。GAMインベストメンツのポール・マクナマラ氏はこのクーポンについて、「全ての債券保有者に届かない限り、デフォルトは避けられない」とし、それまでは「確信を持って支払ったなどとは言えない」と指摘した。

ロシアはルーブル国債クーポン支払いへ、外国人が受け取れるかは不明

株式

ロシアの国内株式市場は取引停止が3日間続いているが、その間にロンドン証券取引所で取引されるロシア企業の預託証券は価値がほぼなくなっている。

同取引所に上場するロシア主要11企業の預託証券に連動するダウジョーンズ・ロシアGDR指数は2日の取引で一時81%安と急落し、過去2週間の下落率は98%に達した。今週の下落率は同国銀行最大手のズベルバンクが99%、国営ガス企業ガスプロムが98%、鉄鋼メーカーのセベルスタリはほぼ100%。石油会社のロスネフチは79%、ルクオイルも99%に上る。

全文はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/68fb01c33f8080c01ed2ef862bd2f95c39fe70b4
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