共通テストで3年後実施の「情報」 県内で授業ない高校も

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220304/1010021780.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

3年後の2025年の「大学入学共通テスト」から国立大学で「情報」が課されますが、
長野県内の一部の高校では本来は必修の「情報」の授業が来年度も設けられないことが分かりました。

高校では、この春入学する1年生からプログラミングなどを学ぶ「情報1」が必修となり、
2025年の共通テストから原則、全ての国立大学で新たに「情報」を加えた
「6教科8科目」を課すことが正式に決定しています。

しかし、上田高校、諏訪清陵高校、屋代高校では、本来は必修の「情報」の授業が
来年度も設けられないことが分かりました。
3校は文部科学省の研究事業の指定校のため、「情報」の内容を学校独自の科目で扱う
特例が認められていますが、これらの高校ではそうした科目で「情報」の免許を持つ教員が
授業を担当することになっておらず、入試に対応できる「情報」を教えることは
事実上、難しい状況になっています。

こうした背景には「情報」の免許を持った教員が不足していることも影響しており、
この3校は、今後、入試対策として授業とは別に補習などを検討するということです。
県教育委員会の委員で信州大学の伏木久始教授は、「特例で学校が設定する科目の内容は
『情報』そのものではなく、受験に向けて不公平をなくすことが必要だ」と指摘しています。

03/04 16:51