【ベルリン、モスクワ時事】ドイツのショルツ首相とロシアのプーチン大統領は4日、電話会談を行った。独政府によると、プーチン氏は、ウクライナとの第3回の停戦協議が今週末に開かれるとの見通しを示した。

ショルツ氏は1時間の会談で、ウクライナの状況に深刻な懸念を示し、プーチン氏に即時停戦を求めた。

一方、ロシア大統領府によれば、プーチン氏はウクライナとの対話にはオープンだが、「ロシアの要求がすべて満たされることが条件だ」とけん制した。ロシアの要求として、ウクライナの「非武装化」やクリミア半島におけるロシアの主権承認を改めて挙げ、停戦協議で譲歩しない立場を示した。

2022年03月05日01時39分
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