呉市議会は4日の本会議で、ロシアのウクライナ侵攻を「暴挙」と非難し、平和的解決を求める決議案を賛成多数で可決した。プーチン大統領が核兵器使用を示唆したことなどを批判し、即時停戦と完全撤退を求めた。旅客機内でのマスク着用拒否によるトラブルなどで1日に辞職勧告決議を受けたばかりの谷本誠一氏が唯一の反対票を投じ、全会一致とはならなかった。

 谷本氏は採決前の反対討論で「現地の人々はロシア軍により解放されたと喜んでいるとの情報も届いている」などと主張。他議員から「聞いていられない」などと声が上がり、3人が退席するなど議場は騒然とした。また、呉市の新原芳明市長と市議会の北川一清議長は4日、連名でプーチン大統領らへ宛てた抗議文を東京のロシア大使館に送った。

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