宗男氏は、「ロシア外務省のザハロワ報道官は昨日、Sputnikというロシアのニュースサイトで『残念ながら、日本はこの西側のメインストリームに最も積極的な形で加わり、すべての指示を従順に遂行している』と指摘し、『彼らは見たところ、自分たちの国益に関してどれほど破壊的な行動を取っているかを単に理解していないようだ』と述べている」と国営メディア・スプートニクでの報道を紹介した。

 その上で「予算委員会での政府側答弁に対する反応、打ち返しと受け止める。ウクライナのことも大事だが、日本の国益はどうなのかも最重要ではないか。国益に沿った知恵のある外交を期待してやまない」と問いかけた。

 宗男氏は9日のブログでは「日本はロシアの非友好国となってしまった。ロシアの力による国家主権侵害は認められることではない。あわせてそこに至るまでの経緯を正しく考えることも解決の方法ではないか」とつづり、「プーチン大統領を個人制裁のリストに入れた。簡単に言うと『プーチンとは付き合わない』と日本からカードを切った訳だから、相手は『そうか、俺も付き合わない』となるのは当然である」とロシアに理解を示している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c283f20e530bb60d0177c34d0ed06ab4fc4211e

【解説】 安倍晋三氏の北方領土での27回の献身を岸田文雄首相が一撃で破壊―華字メディア [朝一から閉店までφ★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1646884174/

プーチン氏は6回日本を訪れ、日本側と北方領土問題を協議するとともに、共同開発プロジェクトに合意した。
そして、安倍氏と平和条約締結、二島返還などの意向を示しさえした。かくして日本はなんとか北方四島返還という「ジャパニーズ・ドリーム」実現を目指してきたが、
ロシアとウクライナとの開戦で日本が欧米に同調してロシアに制裁を加えたことで、「ジャパニーズ・ドリーム」を短期間のうちに実現するのは不可能というべき状況になった。

岸田政権は欧米側に立つことを選択し、まずロシアを世界的な金融決済の枠組みであるSWIFTから排除すること、プーチン氏を含むロシア政府関係者の資産を凍結することへの支持を表明した。
また、その後もロシアの金融機関を対象とした資産凍結などの金融制裁、半導体などの汎用製品の対ロ輸出を制限する経済制裁などを含む追加制裁を発動した。

そして、2月27日の記者会見では「ロシアとの関係をこれまで通りにしていくことは、もはやできない」と語った。そこにロシアへの敵対意識があることは言わずもがなだ。
日本政府の敵対姿勢はロシアを激怒させ、ガルージン駐日ロシア大使が「重大な対抗手段」を取ると語るとともに、日本の行動が北方四島問題の解決に必ずや影響を及ぼすとの認識を示したほか、
3月3日には北海道で2日にロシアの武装ヘリコプターと見られる飛行機が日本の領空を侵犯したとの情報が防衛省から発表された。