ニューヨークなどに本部がある、国債の格付け会社・フィッチ・レーティングスは、ロシアのドル建て国債利払いが16日にロシアの通貨・ルーブルで行われた場合には、デフォルト=債務不履行と見なすとの見解を示しました。


ロシアのドル建て国債は16日、あわせておよそ1億1700万ドル、日本円で138億円分が利払いの期限を迎えることになっています。

一方、欧米などの禁輸制裁により、外貨準備の半分近くが事実上凍結されたことを受けて、ロシアは国債の利払いについてドルで支払うことができなければ、ルーブルで支払う意向を示しています。

こうしたなか、格付け会社のフィッチ・レーティングスは15日、ルーブルで利払いがされた場合、国債の格付けを30日間の猶予期間終了後に、デフォルトを意味する「D」に引き下げると発表しました。

また、外貨建て長期発行体としてのロシアの格付けを「一部デフォルト」を示す「RD」に引き下げるとしています。

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