ウクライナ政府は17日までに、ロシアの占領下にある南部メリトポリで11日に武装集団によって拘束された市長を救出したと明らかにした。

大統領府高官のキリロ・ティモシェンコ氏はテレグラムに投稿したメッセージで、イバン・フェドロフ市長を救出する特別作戦に成功したと説明。同氏は無事で、ゼレンスキー大統領や大統領府長官を交えて話もしたという。近くメリトポリ市長の職務に復帰するとしている。

別の動画には、笑顔のゼレンスキー氏がフェドロフ氏とされる人物と電話で話す様子が映っている。

ロシア軍は先月26日にメリトポリを制圧した。今月11日には武装集団が民選市長のフェドロフ氏を拘束し、ロシアを後ろ盾とするルガンスク地方の分離勢力が同氏をテロ罪で訴追していた。

その後、新市長に就任したガリーナ・ダニルチェンコ氏はロシアのテレビを放送するよう指示。市議会を解散させ、それに代わる「人民委員会」を設立しようとしていた。

ウクライナ検察は13日、ダニエルチェンコ氏に対する反逆罪の捜査に着手した。

ソース/CNN
https://www.cnn.co.jp/world/35184993.html