[ワシントン 16日 ロイター] - 米上院共和党のマコネル院内総務は16日、バイデン大統領に対し、ウクライナ領空の防衛強化、北大西洋条約機構(NATO)の東欧加盟国における米国のプレゼンス強化と東欧訪問を求めた。

マコネル院内総務はウクライナのゼレンスキー大統領の議会演説後、ポーランドなど近隣のNATO加盟国から旧ソ連時代の戦闘機を供給するなど、バイデン大統領がウクライナに対し「より効果的かつ長距離の防空能力」を提供すべきと指摘。「ゼレンスキー大統領はきょう、こうした防空システムを切望していた」と議会で述べた。

また、NATOの東欧加盟国への米軍増派のほか、融資保証を活用して「前線の同盟国やパートナーの防衛強化」を行うよう求めた。

マコネル氏は来週の大統領訪欧にも言及し、「ブリュッセルより東に行くべき。ポーランド、ルーマニア、リトアニアに出向いて東欧の同盟国と会談するとともに、フィンランドやスウェーデンといった重要なパートナーとの外交・安全保障協力を深め、NATOを越えて見据えるべき」と述べた。

マコネル氏はこれまで、バイデン氏のウクライナ対応を批判している。

3/17(木) 15:06配信
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