神奈川県警監察官室は18日、取り調べ中の容疑者に対する詐欺や強制わいせつなどに関与したとして、警察官4人を懲戒処分にしたと発表した。いずれも同日付で書類送検した上、1人を懲戒免職処分とし、ほか3人は依願退職した。

同室によると、大船署刑事課の男性巡査長(31)は昨年6月、窃盗事件の容疑者として事情を聴いていた70代女性から、被害者に支払う弁済金の名目で2回にわたり計16万円を詐取した。また、同年2月には別の事件の容疑者の80代男性から、同じく弁済金の名目で10万円を受け取り、被害者側に8万円を渡して差額の2万円をだまし取った。「ギャンブルに使うカネがほしかった」と容疑を認めている。

川崎署刑事1課の男性巡査(24)は今年1月、小田急江ノ島線の電車内で、約5分間にわたり、隣に座っていた女子高校生(17)の下半身を触るなどのわいせつ行為をした。

大和署の男性巡査(31)と旭署地域3課の男性巡査(27)は駅や商業施設で、いずれも高校生とみられる女性のスカート内をスマートフォンで盗撮した。

同室の鎌田耕造室長は「深くおわびし、綱紀粛正に努める」とのコメントを発表した。

3/18(金) 17:50配信 産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/4223eebcac37a74c301427057f3c63801b016d71