https://news.yahoo.co.jp/byline/kumimatsushita/20220319-00287319
 渋谷ストリームが、商業施設の広場や、渋谷川沿いの遊歩道「渋谷リバーストリート」を舞台に、マーケットやワークショップなどを行うイベント
「SHIBUYA SLOW STREAM」の7回目が3月19、20日に開催中だ。
今回はファッションとアートを発信する「渋谷ファッションウイーク」が参画する「東京クリエイティブサロン」の一環として特別開催されるもの。
「いつもの暮らしから考える地球環境」がテーマで、「サステナブルサロン」をコンセプトに、活動家や団体、ファッションブランド、
アーティストらのセッション、フリーマーケット、ワークショップなど、サステナブルコンテンツが満載だ。

目玉企画は、「日本最大級のサステナブルのお祭り」と銘打ち、渋谷ストリームのホール(4〜6階)でサステナブルコンテンツを展開する「MEGURIWA SQUARE (めぐりわひろば)」だ。
編集者の山ア真理子氏が創設し、美容系ディレクターの田上陽子氏やスタイリストの長澤実香氏らも参加するQUANTA、
繊維商社の豊島が手がけるORGABITS (オーガビッツ)、日本発のサステイナブルを発信する展示会を運営するMeguriwa (めぐりわ/SelfCreative合同会社)が共同で企画。

Meguriwa のプロジェクトディレクターを務めるKIRA(Ryo Yoshihashi)氏は今回の企画に込めた想いをこう語る。
Meguriwaは日本発のサステイナブルを発信する展示会です。循環型共生経済の研究と社会実装を目的とする
「一般社団法人 日本サーキュラーバイオエコノミー推進協会(略称JCBE)」と、有志が集まる実行委員会形式で運営しています。

豊島株式会社が運営する「ORGABITS」、風の時代のライフスタイルを追求するコンセプトメディア「QUANTA」の協力を得て、
渋谷ストリームホールの4〜6階を使い、さまざまなサステナブルコンテンツを発信する「めぐりわひろば」をオープンします。
もともとは「ファッションウィークの期間中にサステナブルを発信する場をつくりたいなぁ」と動いていたところ、いろいろなタイミングが重なり、
「SHIBUYA SLOW STREAM vol.7.」チームからお声をかけていただき、実現できることになりました。

近年、サステナブル、サーキュラーの文字を使った「サステナブルの啓蒙イベント」について、BtoB向けのイベントや、
「正しさ」を追求して、一般消費者とはどこか遠いところで開催されている印象をずっとうけていました。
まずは、楽しく触れて、一緒に考えられる、誰もが参加しやすい、そんなイベントをつくりたいとずっと思っていました。
サステナビリティ、サーキュラーエコノミーの実現は、ひとつの業種やマーケットで完結できるものではなく、さまざまな知見を組み合わせ可能性を探る必要があると思っています。

また個人的に、ただ素材を変えればサステナブルなのか?サーキュラーな生産システムでつくればサーキュラーなのか?という疑問があり、
自然から遠い都市の空気感だけで作られる「サスナビリティ」ではなく、都市と自然の距離を近くに感じることができる
「学びや体験」に出会える場所が都市にあってもいいよね?そんな風な考えをもっていました。

ファッションウィーク期間中ではありますが、ファッションのみならず、かつてファッション業界にいた人たち、地方自治体、林業や農業、
さまざまな分野、立場でのマインドや、取り組み、それらをささえるクリエティビティ(創造性)に触れていただきたい。
そんな場所をみんなでつくりました。
それぞれの考え方、表現方法てーんでバラバラです。都市の感性と自然の感性が混ざり合ったこのポジティブなカオスから、
自分なりの一歩目や、自分に合ったサステナビリティ、サーキュラーエコノミーを見つけていただけると幸いです。
答えはありません。

「MEGURIWA SQUARE」では、数々のトークセッションやワークショップなどに加えて、笹塚ボウルがプロデュースするキッズフリーマーケットなども実施。
綿に比べて環境負荷が少ないためサステイナブルな資源として注目されている「麻」「大麻」にもフォーカス。
展示や関連アイテムの販売、社会学者の宮台真司氏らが登壇するトークセッションも開催する。

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