米国のジョー・バイデン大統領は21日、ロシアがウクライナで化学兵器や生物兵器の使用を検討しているのは「明白」だとの認識を示し、
万一実際に使用されれば、西側諸国が厳しい対応を講じると警告した。

バイデン氏は首都ワシントンで開かれた経済関係の会合で、ロシアのウラジーミル・プーチン
大統領は「追い詰められている」と発言した。

さらに、化学・生物兵器について、米国が欧州内に同兵器を保有している、
ウクライナも国内に同兵器を持っているといった主張をロシアが繰り返していることに言及し、
これはプーチン氏が「これら両方の使用を検討しているという明白な兆候だ」と断じた。

またバイデン氏は、「北大西洋条約機構が共同戦線を張っていることから、重大な結果を招く」ことはプーチン氏も認識していると述べる一方、
NATOが今後取り得る具体的な行動については明言しなかった。
https://www.afpbb.com/articles/-/3396334