(CNN) フィンランドの国鉄「VRグループ」は27日までに、ロシアへ直接つながっている鉄道路線の運行を28日から停止すると発表した。ウクライナへ軍事侵攻したロシアに科す制裁策の一環。

フィンランド、ロシア間の鉄道は欧州連合(EU)加盟国内でロシアとの間を結ぶ最後の旅客輸送路線となっていた。同路線の再開時期などについては後日発表するとした。

VRグループは声明で、フィンランド・ヘルシンキ、ロシア・サンクトペテルブルク間を走る「アレグロ号」は27日朝のヘルシンキ発の列車は出発するが、午後の便は取り消されると説明。

サンクトペテルブルク発の同日の両便は運行されるとした。

VRグループの乗客サービス担当幹部は、関係当局の指示に従いフィンランド国民の安全な移動を確保するため運行をこれまで続けて来たと説明。ここ数週間、ロシアからの出国を望む人々はそうするための時間を十分得てきたとし、制裁に基づいて今後はサービスを中止すると述べた。

EUは先月27日、ウクライナ侵攻を受けロシアの航空機のEU空域内での飛行を包括的に禁じる措置を打ち出してもいた。

3/27(日) 17:30配信
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