日銀は28日に通知した「指し値オペ」と呼ぶ公開市場操作で、日銀の買い入れ額がゼロだったと発表した。午前の取引終了までに市場金利は日銀が指定した利回り0.250%よりも低く(価格は高く)推移し、日銀の買い取りに応札する金融機関はなかった。

指し値オペでは日銀が指定した利回りで国債を無制限に買い入れる。日銀は28日朝、新発10年物国債を対象に0.25%の利回りで原則として応札分をすべて買い取ると通知していた。

日銀が2月に指し値オペを実施した際にも、市場金利の方が低く推移し、金融機関からの応札はなかった。

日本経済新聞 2022年3月28日 12:08
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB282FA0Y2A320C2000000/