来年4月から高校で使われる教科書の検定が終了し、選択科目として新たに導入される「日本史探求」や「世界史探求」などの教科書が初めて公開された。

【映像】「鬼滅の刃」「YOASOBI」が掲載された国語の教科書
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 今回の検定の対象は、主に高校2年生が来年4月から使う教科書で、2018年に改訂された学習指導要領を反映して、新たな選択科目も導入されている。また、暗記だけではなく主体的・対話的で深い学びを実現するため「日本史探求」や「世界史探求」など「探求」というキーワードが入った科目が新設された。

 今回、文部科学省の検定意見による修正を経て、239点の教科書が合格。今回の教科書検定は去年4月に政府が「従軍慰安婦」と「強制連行」という表現が不適当であるとの答弁書を閣議決定してから初めてとなる。この閣議決定に基づき「強制連行」などと記載していた12点の教科書が「政府の統一的な見解に基づいた記述がされていない」との意見を受け、「連行」を「動員」に変えるなどの修正が行われた。

 また、著名人では、東京オリンピックで旗手も務めたバスケットボールの八村塁選手が英語の教科書で取り上げられたほか、大ヒット漫画の「鬼滅の刃」が国語の教科書に登場。音楽の教科書には人気アーティスト・Official髭男dismの「Pretender」も登場している。(ANNニュース)

livedoor news/AbemaTimes 2022年3月29日 17時20分
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