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アゾフは民族主義だけど、ロシアのネオナチはほっとくの?

> 海外の紛争,イベント等への参加
2014年,ウクライナの親ロシア派武装勢力が,東部・ドンバスの占領を開始したことを受け,
「ウクライナの愛国者」を自称するネオナチ組織が「アゾフ大隊」なる部隊を結成した。
同部隊は,欧米出身者を中心に白人至上主義やネオナチ思想を有する外国人戦闘員を勧誘したとされ,
同部隊を含めウクライナ紛争に参加した欧米出身者は約2,000人とされる(注2)。
他方,白人至上主義組織が運営する軍事訓練に欧米出身者が参加しているとの指摘もある。
米国国務省が2020年4月に白人至上主義組織として初めて特別指定国際テロリスト(SDGT)に指定した「ロシア帝国運動」は,
ロシア西部・サンクトペテルブルグで軍事訓練キャンプを運営しているとされ,ドイツやスウェーデン,フィンランドの出身者が同キャンプに参加したと報じられた。
訓練を修了した者の中には,ウクライナ紛争に参加した者もいるとされる。
このほか,ネオナチ思想を有する者が主催する音楽コンサート,総合格闘技等のイベント会場も,極右過激主義者が接点を持つ場所として指摘されている。