イギリスの情報機関・GCHQのトップは、ウクライナに侵攻したロシア兵が味方の飛行機を撃ち落としたと明らかにしました。

これは通信傍受などの手法で諜報活動を行うイギリスの情報機関・GCHQのフレミング長官が明らかにしたものです。

フレミング長官はロシアのウクライナ侵攻に触れた際、「武器と士気が不足しているロシア兵が、命令を実行しなかったり、
自らの装備を破壊したり、挙句の果てに味方の飛行機を間違って撃ち落としたりするのを見てきました」などと述べています。

飛行機の誤射についての詳細は明らかにしていません。

また長官は今回の戦争の展開はロシアのプーチン大統領にとって誤算だったとする一方で、
ロシアの民間軍事会社ワグネル・グループが、世界の他の地域から人員を移動させたり、新たな戦闘員を雇ったりしていると指摘。

こうした戦闘員らはロシア兵の損害を少なくするための「捨て駒」にされるとの見方を示しました。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6010643.html

英国の政府通信本部(GCHQ)
https://www.nishinippon.co.jp/wordbox/7195/
英国の通信傍受機関。通信を傍受して秘密情報を収集し、テロの動きなどに目を光らせている。
スパイ衛星や電子機器を用いた国内外の情報収集、暗号解読が主な業務。  

米国家安全保障局(NSA)の姉妹機関とされ、英米の通信傍受協力は第2次大戦にさかのぼる。
本部は英南西部グロスターシャーにある。