メッセンジャーRNA(mRNA)によるエイズウイルス(HIV)ワクチン候補の第1相臨床試験(治験)が、米国内で開始された。
米国立衛生研究所(NIH)傘下の米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)が発表した。mRNAワクチンは新型コロナ向けに世界で初めて実用化され、
それ以外の感染症予防にも応用が期待されている。

 対象となるワクチン候補は3種類。研究および臨床試験のネットワーク組織HVTNに対しNIAIDが資金支援する。
いずれもワクチンに含まれるmRNAが、HIV表面のスパイクたんぱく質をヒトの体内で生成、HIVへの免疫応答を引き出す仕組み。
mRNAの配列構造の設計・開発はスクリプス研究所のコンソーシアムが行い、
新型コロナワクチンの開発で知られるモデルナも設計・開発やワクチン製造で協力した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/08c15165802df99954f7a35a2322f2cb1d12fc60