ADHD(注意欠如・多動症)は、忘れっぽい、片付けられないなどの「不注意」、落ち着きがないなどの「多動性」、思いついたらよく考えずに行動するなどの「衝動性」を主な特徴とする発達障害のひとつ。生まれつき、脳の機能に障害があることが原因とされる。

 文部科学省の調査によると、知的発達に遅れのない小中学生の3%ほどに、ADHDの特性が見られるという。

 大人では、2%ほどにADHDの特性があてはまるという報告もある。この割合は国によってばらつきがあり、欧米では平均して3・4%ほどと報告されている。

 子どものころは、女子より男子の方が症状が目立つとされる。いっぽうで大人になると、有症率にあまり差がないことが近年指摘されている。

 同時進行で家事ができない、待つことが苦手で他の人の邪魔をしてしまうなどの特性が、家庭や学校、職場などで生きづらさの原因になっている場合、発達障害かどうかを疑う対象となる。

 ただし、ADHDの特性はマイナスなことばかりではない。好きなことに没頭する、独創的なアイデアを思いつく、行動力があるなどの特性を生かして、経営や研究、芸術活動など様々な分野で成功している人もいる。

 不注意、多動、衝動という主な症状については、治療薬がある。(鈴木彩子)

朝日新聞 2022年4月2日 14時00分
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