ロシア軍の攻撃にさらされたウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャで多数の民間人の犠牲が明らかになったことについて、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は5日、「残念ながら、(他地域でも)さらなる残虐行為を目にするだろう」と語った。同氏は、ロシア軍が態勢を立て直し、ウクライナ東部や南部に激しい攻撃をしかける、との見通しも示した。

 6、7日に開くNATO外相会議を前にした記者会見で述べた。ブチャでは、市民300人以上が殺害されたとされ、手を背中で縛られて撃たれた姿などが報じられている。激戦地はブチャ以外にも多数あり、ストルテンベルグ氏は「戦争犯罪にあたる市民の殺害や残虐行為が、もっと見つかるだろう」とした。

 一方、キーウ近郊やウクライ…(以下有料版で,残り151文字)

朝日新聞 2022年4月6日 6時34分
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