またしても安倍元首相の発言が物議を醸している。

 3日、地元・山口の自民党県連などが主催した憲法改正に向けた「総決起大会」で講演した際、防衛費に関し「2023年度は当初予算で6兆円程度を確保するべきだ」と訴え、さらに、敵基地攻撃能力の保有について「(対象を)基地に限定する必要はない。向こうの中枢を攻撃することも含むべきだ」と言い放ったのだ。「中枢攻撃」とは勇ましい。むしろ日本を危険にさらすことにならないのか。

 この「中枢」発言について政府は困惑気味で、4日の記者会見で松野官房長官は「コメントは差し控える」だった。

 松野氏は安倍派所属。派閥のボスを否定などできないのだろうが、実は安倍派内では、安倍氏が最近、問題発言を繰り返していることに、「会長は何を焦っているのか」と疑問の声が出ているらしい。

「木曜の派閥会合では毎回延々と持論を展開し、勉強会や講演会になれば勇ましいことばかり口にする。あえてマスコミに取り上げられることを狙っているかのよう。一体、何を焦っているのか、焦り方が尋常じゃない、というわけです」(安倍派関係者)

 安倍氏の焦りの背景として2つの見方が語られている。ひとつは「検察に対する牽制」。日大事件で背任罪で起訴された医療法人前理事長の裁判が進行中。前理事長は安倍氏と懇意だった。他にも安倍氏絡みの怪しい疑惑は山ほどある。そんなことから、「マスコミに出て自分がまだ権力を持っていることを検察にアピールしようとしているのでは」(前出の安倍派関係者)という。

「健康問題」も再燃?

もうひとつは「健康問題」の再燃。スーツがブカブカだったり、痩せた感じにも見える。健康問題で2度も政権をブン投げただけに、自らの体調に神経質になっていておかしくない、というのだ。

 政治評論家の野上忠興氏が言う。

「もともと気が小さくて神経がこまやかな人ですから、ちょっとしたことで不安になる。桜を見る会の問題でも国会で118回も嘘をついた。うしろめたい気持ちは当然あるでしょう。健康問題については、持病がある以上、常に“爆弾”を抱えているようなものです。その恐怖感を隠そうと、勇ましい発言で強い自分を見せている面もあるのではないでしょうか」

 身勝手な理由で近隣諸国を刺激し、国民を危険にさらすのはやめてもらいたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfec4920f485fae44d75ea0551f1151c4b67ac93
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