2021年には、新型コロナのmRNAワクチンを接種直後に、こうしたしもやけに似た症状を呈した例が一部で確認された。「幸いにも、これはまれなケースです」と、フリーマン氏は言う。「でも、ワクチン接種後に、一部の人にウイルス感染時と同様のインターフェロン応答が出る可能性は否定できません」

 また、「コロナのつま先」はウイルスと無関係であり、パンデミック下の行動様式に関連する要因も存在するのではないかと考える研究者もいる。米エール大学の免疫学者、岩崎明子氏は、ステイホーム期間中に靴下や靴をあまり履かなかったことが、パンデミック下で一部の人がしもやけになった原因かもしれないという。だが、「この件については、さらに分析が必要です」と同氏は話す。

「コロナのつま先」に対する新型コロナウイルスの明確な関与が確認できるまで、両者の関係は推測の域を出ない。「まだ未解決の問題が山積しています」とアーキン氏は話す。「答えよりも謎のほうがいまだに多いかもしれません」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5b9b280052d247fda0f47c96cc004ab332701f4?page=3

コロナ禍で「帯状疱疹」急増 ストレス影響か…ワクチン接種後かかるケースも

■新型コロナワクチンと関係は…

 また、新型コロナワクチンを接種した後に、帯状疱疹が出たというケースもあるといいます。

 新型コロナワクチン接種後に帯状疱疹にかかった男性(30代):「(2回目の) ワクチンを打ってから、胸のほうに出て。病院に行ったら、帯状疱疹と言われた。呼吸する度に痛かったので、1週間、会社に行けなかった」

 男性は薬を処方してもらい、症状は治まりましたが、現在も、体には痕が残っているといいます。

 新型コロナワクチンの接種と帯状疱疹の関係については…。

 近畿大学医学部 皮膚科学教室・大塚篤司主任教授:「きっちりと、科学的に証明されているわけではない。ただ、コロナワクチンを打った患者さんの10%くらいが、帯状疱疹のヘルペスウイルスが再活性化するんじゃないかという論文は出ている。海外での症例報告も多く出ている」

 ただ、帯状疱疹には治療薬もあり、感染後のリスクを比べれば、まずは新型コロナワクチンをしっかり接種することが大切だということです。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000250697.html