毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/a624e47c377e22c7a1703a95cfb1dcafc923516f

 奈良市役所の公用電話を使って勤務時間外に「ツーショットダイヤル」を繰り返し利用したとして、市が市長部局の男性職員を訓告処分にしていたことが、市への取材で判明した。約4400円の通話代金がかかったといい、職員は全額を市へ払った。「やってはいけないという認識が無かった。申し訳ない」と話しているという。

 処分は2021年10月1日付。ツーショットダイヤルは、見知らぬ男女が電話で会話するサービス。市によると職員は同年夏〜秋、職場の共用電話を使って複数回利用した。始業前や就業後など、周囲の職員がいない時間帯に電話をかけており、誰も気づかなかったという。

 請求書が市に届き、別の職員が尋ねたところ利用していたことを認めたという。市は地方公務員法の信用失墜行為に当たると判断し、処分した。【林みづき】