県感染症対策センターは、先月の県内の新型コロナウイルスの感染状況について、10歳未満の感染者の割合が増えていて、
ワクチン接種の対象でないことや比較的密な環境で生活していることなどが要因だと分析しています。

県感染症対策センターのまとめによりますと、先月の県内の新型コロナウイルスの感染者数は6544人で、
月別ではことし2月に次いで多くなりました。

年代別に見ると、10歳未満が18.4%と最も多く、次いで、40代が15.3%、10代が15.2%などと、40代以下で全体のおよそ77%を占めています。
このうち、特に10歳未満の感染者の割合の増加が顕著で、ことし2月の15.8%から、2.6ポイント増えています。

これについて、県感染症対策センターは、ワクチンの接種対象ではなく、保育園や幼稚園など比較的密な環境で生活していて、
クラスターが急増したことなどが要因だと分析しています。

一方、感染経路が判明している人のうち親族間での感染が9割近くを占めています。

これについて、県感染症対策センターは、家庭内から学校に、学校内から家庭に感染が持ち込まれている状況がうかがえ、
「感染が家庭と学校の双方向で相乗的に増加している」と分析しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20220411/1040016472.html#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3