社会 | 神奈川新聞 | 2022年4月12日(火) 22:10

 神奈川県警は12日、3月に認知した特殊詐欺の統計(暫定値)を発表し、息子や孫になりすます「おれおれ詐欺」の被害額が今年1〜3月の累計で、
前年同期比4倍に上る約4億600万円(前年同期比約3億500万円増)に達したと明らかにした。
件数も167件(同121件増)と急増。県警は3月末に緊急対策会議を開くなどして対策強化に乗り出している。

 3月の特殊詐欺全体の被害額は約2億8600万円(前月比約3400万円増)、件数は165件(同18件増)で、ともに2カ月連続で増加。
手口別ではおれおれ詐欺が最多となり、被害額約1億9500万円(同約3900万円増)、件数69件(同1件増)で全体の被害額の7割近く、件数の4割超を占めた。

県警幹部「なぜ、今なのか」
【下グラフ:県内の「おれおれ詐欺」と特殊詐欺の被害額の推移】

https://www.kanaloco.jp/news/social/article-903631.html