東京都議選のポスターをめぐり、問題になっているのは、都議会・自民党の元幹事長代行・鈴木隆道元都議(71)の選挙ポスター。

そこには、「自民党 目黒唯一の候補者!」と書かれている。

いったい何が問題だったのか。

2021年7月の都議選に、自民党の公認候補として、目黒区から立候補した鈴木元都議。

しかし目黒区には、鈴木元都議のほかにもう1人、公認候補がいた。

ほかの候補者がいたにもかかわらず、ポスターなどに「自民党 目黒唯一の」とうその記載をしたとみられている。

2021年9月、警視庁は告発を受け、捜査を始めた。

そして4月5日に、選挙ポスターなどに、うその記載をした公職選挙法違反の疑いで、東京地検に書類送検した。

鈴木元都議は、13日午後6時半から開かれている自民党目黒総支部大会に出席する予定だったが、欠席した。

鈴木元都議のおひざ元、目黒区。
元都議の書類送検を受け、区民からは「信頼を失った」など、さまざまな声が上がっている。

目黒区民「本当なのかって疑っちゃう。すごく憤りを感じますね」、「公約を書かなきゃいけないところに虚偽のものを書いたという時点で、(鈴木元都議を)信用することができなくなってしまう」

都議選では、1万3,509票集めたものの、鈴木元都議の当選はならず、もう1人の自民党公認候補も落選している。

https://www.fnn.jp/articles/-/346498