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コロナで失業、困窮、母の介護…「おかん殺して俺も死ぬ」「そうか、悪いな」 心の中で何度も「ごめんな」と首を絞め…嘱託殺人で男性猶予判決 [デデンネ★]
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垢版 |
2022/04/15(金) 15:41:40.11ID:ITJy9r9Y9
 岡山県内の河川敷で昨年8月、56歳の男性が、末期がんを患う83歳の母親の首を絞めて殺害する事件があった。男性はコロナ禍で仕事を失い、1人で母親を介護していた。孤立を深める中、母親は死を望み続け、最期に「ありがとう」と口にしたという。3月に嘱託殺人罪などで執行猶予付き有罪判決を受けた男性は「どうすればよかったのか」と今も自問し続けている。(上万俊弥)


2人暮らし
 岡山地裁の判決によると、男性は昨年8月23日未明、同県和気町の河川敷で、母親から頼まれ、首をひもで絞めて殺害し、遺体を放置した。

 3月15日に懲役3年、執行猶予5年を言い渡された後、岡山市の更生支援団体のサポートを受けて暮らす男性が取材に応じ、その日までに起きたことを語った。

 男性は高校卒業後、県内の工場に就職したが、25歳の頃に交通事故に遭い、重い物を持てなくなり、退職。その後、職を転々とするようになったという。結婚し、子どももいたが、40歳前に離婚。実家で両親とともに全盲の兄の世話をしていたが、数年前に父親と兄が相次いで亡くなり、母親と2人暮らしになった。

 そうした中、2020年、コロナ禍が襲った。

 当時、自動車工場の新車を運ぶ仕事をしていたが、生産台数の減少で職を失った。追い打ちをかけるように、母親に乳がんが見つかった。治療費がかさんで生活が苦しくなり、自宅を売った。仕事を探したが、50歳代の年齢がネックになってなかなか見つからず、21年2月、生活保護を受給。ほどなく母親のがんが肝臓に転移した。

思い出語り合い
 病状が進行するにつれ、母親は「迷惑をかける前に殺して」と口にするようになった。母親は兄の世話で苦労し、同じ思いをさせたくないと考えていたという。男性は通院に付き添い、生活の世話をしながら「そんなこと言うな」と励ました。しかし、コロナ禍で周囲との交流もなくなる中、自身も追い詰められた。

 「おかんを殺して、俺も死ぬわ」

 「そうか、悪いな」

 21年8月22日夕、電車で現場の河川敷に向かった。「子どもの頃、毎年大阪まで花火を見に行ったなあ」。橋の下に座り、日付が変わるまで思い出を語り合った。

 翌23日午前2時頃、男性は母親が自宅から持ってきたひもを母親の首に巻いたが、手が震えて2度失敗した。「何度も心の中で『ごめんな』って謝りながら、おかんの首を絞めた」。母親が眠るように息を引き取った後、夜が明けるまで寄り添った。

 翌日、死に場所を探してさまよっていたところ、警察官に身柄を確保された。

「最後の願い」
 判決では、執行猶予とした理由について「将来の見通しが立たず、他者との交流に乏しい中、母親の自殺願望の影響を受けやすい状況だった」とした。

 男性は取材に「殺したくなかった。でも、助けてくれる人がおらず、おかんの最後の願いを聞いてあげたいとしか考えられなくなった」と涙を流しながら話し、「自分は生きていていいのか」と何度も口にした。

 男性の更生や就労を支援する団体の社会福祉士は「孤立が男性を追い詰めた。周囲に助けを求められれば、結果は違ったのではないか」と話し、「男性が『生きていいんだ』と思えるよう、支援していきたい」と話した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220415-OYT1T50076/amp/
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