※NHK 三重県のニュース

ひきこもり支援について考える 支援計画策定の三重県
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20220416/3070007801.html

04月16日 19時24分

3月、全国で初めてひきこもり支援に特化した計画を策定した三重県は16日、津市でひきこもり支援について考えるフォーラムを開きました。

津市の県総合文化センターで開かれたフォーラムには、社会福祉法人や民生委員など約350人が参加しました。
はじめに、3月、三重県が全国で初めて策定したひきこもり支援に特化した計画について、県子ども福祉部の中村徳久部長が、「ひきこもりは誰にでも起こりうるものだが、なかなか行政の支援が届いていなかった現実があり、計画を作って取り組むことにした」などと趣旨を説明しました。

次いで、ひきこもり支援を行っている大阪府豊中市の社会福祉協議会の室長がオンラインで講演し、「SOSを出せない人たちにどう向き合っていくのか。家庭を訪問する『アウトリーチ』などが重要だ」などと支援のあり方を訴えました。

そのあとに行われたシンポジウムでは、県内の支援団体などの3人が話をよく聞く『傾聴』が大事で、そのための人材育成が重要だなどと意見を交わしました。

フォーラムに参加した女性は、「本人の問題ではなく、社会全体で考えていく問題だと言ってもらえて心強かった。地域やまわりの人たちに理解してもらい、一緒に取り組んでいきたい」と話していました。


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https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0323400067.htm