2022年04月18日 20時03分

 1960年代初頭のイタリア映画界で「十七歳よさようなら」「狂ったバカンス」などの名作で人気を集めた仏女優のカトリーヌ・スパークさんが17日(日本時間18日)、
ローマの病院で亡くなった。現地の複数のメディアが報じた。77歳だった。2020年に脳出血を患った後、最近は体調を崩していたという。

 カトリーヌさんは45年、フランス生まれ。父親は「大いなる幻影」(37年)「嘆きのテレーズ」(53年)などの名作を手掛けた脚本家シャルル・スパーク。母親は女優のクローディ・クレーブだった。

 60年にジャック・ベッケル監督の「穴」で女優デビュー。「十七歳よさようなら」(60年)で主演デビューを果たすと、中年男を翻弄する少女役を演じた代表作「狂ったバカンス」(62年)、
ジャン=ポール・ベルモンド主演の「ダンケルク」(64年)、「女性上位時代」(68年)などで主演を演じた。日本では「太陽の下の18歳」(62年)がヒット作となり、コケティッシュかつ自由奔放な少女役で人気を集めた。

 70年代以降もイタリアを中心に女優、歌手、テレビ司会者など様々なジャンルで活躍していた。

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