栃木市内で指定ごみ袋が在庫不足 生産地からの輸送に遅れ
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 新型コロナウイルスなどによる世界的なコンテナ不足の影響で、栃木市が指定している家庭用ごみ袋の入荷が不安定になり、一部の袋の在庫が少なくなっている。市は26日から臨時措置として、指定袋を入手できなかった際に指定以外の袋でもごみを出せるようにしている。

 市クリーン推進課によると、市の指定袋は5種類あり、市内の販売業者がベトナムの製造工場へ発注したものを取り扱っている。在庫が少ないのは燃えるごみ用の容量45リットルの袋。現地で生産は続いているが、コンテナ不足で日本への輸送が約1カ月遅れている。

 4月上旬に栃木、大平地域の複数のスーパーなどで欠品が発生。市民から1日数件の問い合わせがあった。その後納品され、一時的に不足は解消されたが、現在再び不足している状態だという。

 市は臨時対応として、不足が解消されるまで市販されている透明の袋を使用可能とした。ペットボトルの指定袋を燃えるごみ用として使うことも可能で、袋にごみの種類、自治会名(町名)、氏名を書く。

 燃えるごみ用の容量30リットルの袋は在庫があるという。同課は「指定袋がない場合は代用品を使って問題ない。今不足している分は5月の連休明けには解消される見通し」としている。