(ワシントン中央社)米下院は27日、台湾の世界保健機関(WHO)へのオブザーバー参加資格回復に向けた支援を国務長官に求める法案を全会一致で可決した。同法案は上院で昨年8月に可決されており、バイデン大統領の署名で成立する。

WHO総会は来月下旬に開幕する。台湾は2009年から2016年まで、オブザーバーとして参加していたが、2017年以降は中国の反対で招かれていない。

同法案には、台湾のオブザーバー参加資格の回復に向け、国務長官に戦略の策定を求めることなどが盛り込まれた。

民主党のジェリー・コノリー下院議員は27日、新型コロナウイルスの流行下で台湾がマスクや医療物資などを海外諸国に寄贈したことに議会で言及。WHOを含め、台湾の国際機関への有意義な参加を中国が阻むことは「筋が通らない」と指摘した。

4/28(木) 13:48配信
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[ワシントン 27日 ロイター] - 米下院は27日、台湾の世界保健機関(WHO)総会へのオブザーバー参加復帰を支援する法案を全会一致で可決した。国務省に復帰計画の提出を求める。

上院は昨年8月に可決しており、法案はバイデン大統領に送付された。議会関係者によると、バイデン氏が署名して成立する見通し。

台湾は、中国の反対でWHOなど多くの国際機関から排除されている。WHO総会へのオブザーバー参加は2017年に停止された。

台湾外交部(外務省)は米国の支援に謝意を表明。今年の参加を目指して努力を続けると述べた。中国は台湾の今年の総会参加を支持しない意向をすでに示している。

4/28(木) 13:54配信
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