在日コリアンが多く暮らす京都府宇治市のウトロ地区に、地域の歴史を伝える施設がつくられました。去年起きた放火事件で大切な資料が燃えましたが、地域住民との交流を通じた“生きた学び”で差別をなくしていきたい、としています。

 宇治市のウトロ地区。太平洋戦争中に飛行場を建設するため、朝鮮半島から集められた労働者やその子孫が、いまも暮らしています。

 その中に建てられた、地域の歴史を伝える「ウトロ平和祈念館」。オープンに先駆けて28日、内覧会が行われました。

森田圭佑記者「この施設に住民らが暮らした“飯場”といわれる簡易宿舎が再現されていて、廃材などでできていたことから、劣悪な環境だったということです」

 終戦後、行く当てがなく住み続けた労働者やその子孫らは「不法占拠だ」として、土地の明け渡しを求められます。住民らは看板などを掲げて反対運動を行い、韓国の支援などを受けて土地の一部を購入。新たに市営住宅も建てられ、ようやく平穏を手に入れました。

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https://www.ytv.co.jp/press/kansai/145415.html
2022年4月28日 18時40分