5月スタート 天気図の衣替え 夏用バージョンと冬用バージョンどこが違うの?

2022年05月01日12:47

福冨 里香 日本気象協会 本社福冨 里香

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きょうから5月スタート。多くの新聞に載る天気図が、冬用から夏用に変わります。天気図の衣替えとは?夏用と冬用はどこが違うの?





新聞天気図の衣替え

衣替えと言えば洋服ですが、新聞天気図にも衣替えがあります。

洋服の衣替えは6月1日と10月1日が一般的ですが、天気図の衣替えは5月1日と11月1日。つまり、きょう5月1日から多くの新聞の載る天気図が冬用バージョンから夏用バージョンに変わります。





夏用と冬用の違いは?

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夏用と冬用の主な違いは、天気図に載るエリアが違うことです。

夏用の天気図では、南の海上を広くとっています。これは、夏の主役の太平洋高気圧や、南の海上で発生する台風を出来るだけ載せるためです。

一方、冬用の天気図では中国大陸~シベリア大陸など北側を広くとっています。冬は大陸から張り出す高気圧や寒気の影響を受けるため、北側(大陸側)を広くしています。

その他、天気記号の凡例も一部変わります。夏バージョンでは、雪マークの紹介がなくなり、雷マークの紹介になります。ご自宅にある新聞天気図で、見比べてみて下さい。

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