【ロンドン共同】岸田文雄首相は5日(日本時間同)の英ロンドンでの記者会見で、ある首脳が「民主主義国同士は戦争をしない」とするドイツの哲学者カントの言葉を紹介したとして「(ロシアによる)ウクライナ侵略は、この言葉を逆説的に示している」と批判した。

 ロシアをはじめとする権威主義体制の問題点として「国民が国際情報から遮断される中、権力が最高首脳に集中し、チェックアンドバランスが機能不全となり、トップへの情報報告が偏る」と指摘。「だからこそ普遍的価値を共有する国々の協調が、より重要になっている」と訴えた。

 同時に台湾海峡の平和と安定の必要性を強調した。

共同通信 2022/5/6 00:43 (JST)5/6 00:59 (JST)updated
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