ロシア国防省は、日本海の海域で新型の対潜水艦ミサイルシステムの演習を行い、成功したと6日、発表しました。
ウクライナ情勢をめぐり対立が深まる日本やアメリカをけん制するねらいがあるものとみられます。

ロシア国防省は、極東の太平洋艦隊のコルベット艦が、日本海の海域で新型の対潜水艦システム「オトベト」のミサイル発射演習を行ったと6日発表しました。

またミサイルが艦上から発射される映像を公開し、ミサイルは水中にある標的に命中し、成功したとしています。

国防省によりますと、これは新型の複合システムで、さまざまな種類のミサイルを使用できるとしています。

ロシアメディアによりますと、射程は最大で50キロメートル、最高速度はマッハ2.5で、水深800メートルまで到達するということで、コルベット艦やフリゲート艦などに搭載されるとしています。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり各国との対立が深まる中、日本やアメリカをけん制するねらいがあるものと見られます。

NHK NEWS WEB 2022年5月6日 18時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220506/k10013614141000.html