※5/7(土) 7:15 NEWSポストセブン

 北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故では、今なお行方不明者の懸命な捜索活動が続いている。4月23日に乗客・乗員26人を乗せた観光船「KAZUI(カズワン)」が沈没した事故では、乗客14人が死亡。発生から2週間以上が経っても、12人が行方不明となったままだ。観光船を運行していた「知床遊覧船」では、事務所の無線や衛星携帯電話が使用できない状態だったなど、杜撰な実態も明らかになっている。そうした状況で、「自分もこの船に乗っていたかもしれないと思うと、ぞっとする」と語るのは、関西在住の元会社役員男性(75歳)だ。

「この夏、北海道に旅行して知床遊覧船の観光船に乗ろうと思っていたんです。宿泊先も知床遊覧船のグループのホテルにする予定だった。今回のニュースを見て、背筋が凍る思いです」

 そう語る男性が知床遊覧船でのクルーズを組み込んだ旅程を考えたのは、昨夏に送られてきた大手クレジットカード会社のゴールド会員向け会員誌の北海道特集のなかで、今回事故を起こした知床遊覧船と系列のホテルが紹介されていたからだという。男性が続ける。

「これまでも会員誌を見て旅行先を決めていました。去年は新型コロナウイルスの“第5波”があったので旅行はなしにして、1年後の夏に行こうと会員誌を残していたんです。ところが、今回の事故じゃないですか……。船体に亀裂が入っていたとか、緊急無線用のアンテナが折れていたであるとか、安全運航とはほど遠い会社だったと報じられている。会員誌で知床の宿として紹介されていたホテルも同じグループ会社のものでした。信用第一のクレジット会社の会員誌で紹介されていたのに……と驚きましたよ」

続きは↓
Yahoo!ニュース: 知床遊覧船を紹介したクレジットカード会員誌 見て旅行を決めていた男性の背筋凍る思い(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース.
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d726f8c7f88b66ec76820c0e5104de131baa355