※2022年5月9日 8時35分

働く人1人当たりのことし3月の現金給与総額は平均で28万6000円余りと、残業代の増加などで去年3月と比べて1.2%増えました。

一方で物価の変動分を反映した実質賃金は去年3月を0.2%下回っていて、厚生労働省は「物価の上昇で実質賃金はマイナスとなっていて、今後の動向を注視したい」としています。

厚生労働省は、従業員5人以上の全国3万余りの事業所を対象に「毎月勤労統計調査」を行っていて、ことし3月の速報値を9日に公表しました。

それによりますと、基本給や残業代などを合わせた働く人1人当たりのことし3月の現金給与総額は平均で28万6567円と、去年3月と比べて1.2%増えました。

このうち、ボーナスなどの「特別に支払われた給与」は2万517円と去年3月より10.7%増えたほか、残業代などの所定外給与は1万8801円と去年3月より2.5%増えて前の年の同じ月と比べて12か月連続でプラスとなりました。

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nhk.or.jp: 3月の現金給与 前年比プラスも物価上昇で実質賃金はマイナスに.
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220509/k10013616591000.html