熊本日日新聞 | 2022年05月10日 18:11

 旧スーパー「寿屋」創業者で、同社を九州最大手に成長させた壽崎肇(すざき・はじめ)さんが9日午後1時2分、嚥下(えんげ)性肺炎のため熊本市内の病院で死去した。96歳。

 壽崎さんは大分県佐伯市生まれ。1947年、同市に寿屋の前身となる化粧品店を開業。57年に寿屋を設立、社長に就任した。68年に熊本市に本部を移転し、寿屋下通店を出店。同社を九州一のスーパーに押し上げた。90年会長、92年から95年まで最高顧問を務めた。

 寿屋は2001年、業績悪化で民事再生法の適用を申請。店舗を他社に譲渡するなどし、その後清算した。

 一般弔問は11日午後6~8時、一般会葬は12日午前10~11時、いずれも熊本市中央区河原町23の豊住葬祭で。

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