(CNN) ロシア政府系のニュースサイト「Lenta.ru」に9日、所属するジャーナリスト2人の名前で、プーチン大統領のウクライナ侵攻や反対派への締め付けを批判する記事が少なくとも30本掲載され、直後に削除された。

CNNが確認した記事は、同サイトのビジネス編集者、エゴル・ポリャコフ氏とアレクサンドラ・ミロシュニコワ氏が9日の対独戦勝記念日を取り上げたり、その機会をウクライナ侵攻の正当化に利用するプーチン氏を批判したりする内容だった。

両氏は「プーチン氏とその取り巻きは戦後、法廷で裁かれる運命だ。自分たちを正当化したり、敗戦後に逃げたりすることはできないだろう」と書いていた。

ロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」の沈没をめぐり、ロシア軍が生還した兵士の人数を実際より多く見せるため、古い画像を使って遺族らにうそをついたと主張する記事もあった。

同サイトの親会社は最近、米政府の制裁対象になっているロシアの銀行最大手、スベルバンクに買収されたばかり。CNNは両氏とサイトにコメントを求めたが、返答は得られていない。

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https://www.cnn.co.jp/world/35187275.html
2022年5月10日 19時41分