アルジャジーラ記者、撃たれ死亡 ヨルダン川西岸でイスラエル軍の急襲取材
https://www.afpbb.com/articles/-/3404306

2022年5月11日 17:44

発信地:ジェニン/パレスチナ自治区 [ パレスチナ自治区 イスラエル 中東・北アフリカ ]

【5月11日 AFP】カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al Jazeera)は11日、同局のベテラン記者が、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のジェニン(Jenin)難民キャンプに対するイスラエル軍の急襲を取材中、同軍により射殺されたと発表した。

 亡くなったのはシリーン・アブ・アクレ(Shireen Abu Aqleh)氏(51)。アルジャジーラは同氏がイスラエル軍により「故意に」かつ「冷酷に」撃たれたとしている

一方、イスラエル軍は同日早朝、ジェニンで作戦を遂行したことは認めたが、記者を故意にターゲットにはしないと主張した。ジェニン難民キャンプは、パレスチナ武装勢力の拠点となっている。

 イスラエルのナフタリ・ベネット(Naftali Bennett)首相は、「これまでの情報によると、当時無差別に発砲していた武装したパレスチナ人が、記者の不幸な死の責任を負っているようだ」との見解を示した。

 現場にいたAFPカメラマンによると、アブ・アクレ氏は撃たれた際、「報道」と書かれた防弾チョッキを着ていた。

 パレスチナ自治政府は、アブ・アクレ氏は「処刑」されたと非難。(略)

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