山形県警の2署、車検切れで公務…「故意ではない」と立件見送り関係者の処分検討
5/13(金) 19:34配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/72683651f817f625ccd08534190909a39907dea7

 山形県警施設装備課などは11日、県内の警察署2署で、捜査などに使用している普通車計2台を車検切れの状態で公務に使用していたと発表した。県警は、いずれも故意ではないとして、道路運送車両法違反での立件は見送る方針だが、関係者の処分を検討している。

 発表によると、車検切れが発覚した2台は主に捜査などに使用しているというが、所在する署については、「業務運営に支障が出る恐れがある」として明らかにしなかった。故意が認められないとして、同法違反での立件は見送るが、両署の関係者らの処分を監察課で検討しているという。

 1台は2月21日が車検満了日で、3月1日に車検切れが判明。車検切れ後、計3日間、複数人が公務に使用した。もう1台は3月14日が満了日で、4月13日に車検切れが判明した。車検切れ後、計15日間、複数人が公務に使用した。

 施設装備課は通常、車検更新の約1か月前に所在の署に更新案内を書面で通達しており、今回も通達していた。ただ、自賠責保険と車検の更新は別々に行う必要があるにもかかわらず、自賠責保険の更新が完了していたことから、署の関係者が車検更新も完了していると勘違いしたという。