mRNAワクチンがどれだけの期間分解されずに体内に留まるか。それははっきりとは分かっていませんし、個人差があると考えられます。長期間mRNAワクチンが働き大量のスパイクタンパクを生産し続ける可能性が指摘されています。では後から体内でその生産をストップさせるにはどうしたら良いか。その方法はおそらく現時点では存在しません。

mRNAワクチンが逆転写されゲノムに取り込まれた場合、取り込まれるのはスパイクタンパクの一部かもしれませんし、全体かもしれません。他のタンパクと融合して癌化を促進する可能性もあります。一生体内でスパイクタンパクを作り続ける事すらあり得ます。では一度ゲノムに取り込まれてしまった後にゲノムから切り出すにはどうしたら良いか。その方法もおそらく現時点では存在しません。

スパイクタンパクは毒性の高いタンパクであり、例えば血管内皮細胞を障害することで血栓の原因となる事が知られています。毒性の高い遺伝子をワクチンに使う場合には、まずは毒性を取り除く事が必要になります。そうでなければたくさんの健康な人間に接種するワクチンなどに用いてはならないのです。それでもあくまでワクチンに用いるというのなら、まずはその毒性と予測される副反応について十分なインフォームドコンセントが必須になります。その上で、毒性に対処するための解毒剤の開発、毒性タンパクの生産を止めるスイッチ、ゲノムに挿入された場合の切り出し方法。全てをセットでデザインする必要があります。