https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA20EL60Q2A520C2000000/

外務省は20日、東シナ海の日中中間線の中国側海域で、中国が新たな構造物1基の設置を進めていることを確認したと発表した。ガス田の試掘とみられる。船越健裕アジア大洋州局長は同日、在日中国大使館の楊宇次席公使に対し「中国側が一方的な開発を進めていることは極めて遺憾だ」と抗議した。

日中両政府は2008年にガス田の共同開発で合意したものの、10年に交渉は中断している。船越氏は楊氏に対し、交渉再開に早期に応じるよう改めて求めた。
中国はこれまでも中間線の中国側海域で一方的に開発を進めており、外務省によると、今回のケースを含めて構造物は計17基。