東京電力は26日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器底部で見つかった堆積物から、核燃料に含まれるウランやプルトニウムが核分裂する際に放出される中性子線を高いレベルで検出したと発表した。東電担当者は「溶融核燃料(デブリ)由来と推定される。堆積物にデブリが含まれると考えるのが自然だ」と説明した。

 今後、中性子線が検出された付近の堆積物の厚さや、堆積物に含まれる放射性物質の種類を重点的に調べる。

 東電によると、20、21日に水中ロボットを使って格納容器底部の4カ所を調査し、全てで中性子線を検出。圧力容器土台の開口部近くの3カ所の数値は特に高かったという。

共同通信 2022/5/26 22:51 (JST)
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