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愛媛県新居浜市船木の竹林で4月、生後間もない男児の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された立野由香容疑者(32)が新居浜署の調べに、「男児を竹林の側溝で産み落とした」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。同署は、男児を放置すれば死亡するとの「未必の故意」が立野容疑者にあったと判断したとみられる。

 捜査関係者によると、男児の遺体は4月13日、小高くなった竹林の斜面にある側溝(深さ約30センチ)の中で発見された。遺体にはへその緒が付き、目立った外傷はなく、司法解剖の結果、死後2、3日とみられる状態だったという。

 新居浜署は5月14日、竹林の近くに住む立野容疑者を殺人容疑で逮捕。容疑を認め、DNA鑑定で男児との親子関係も確認されたという。同署は立野容疑者が4月10日前後に竹林の側溝で男児を産み落としたとみて詳しく調べる。