https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/800960

 政府が訪日外国人観光客の受け入れを6月10日に再開することを受け、京都市内のホテルからは歓迎の声が上がった。新型コロナウイルス禍の長期化で、京都から外国人観光客の姿が消えて2年余り。かつてない厳しい試練に耐えてきた観光業界は本格的な観光需要回復に向けて受け入れ態勢づくりを急ぐ。

 ホテルオークラ京都(中京区)の営業担当者は「訪日観光客の受け入れ再開が宿泊予約の平準化につながれば」と期待する。客室では新型コロナ感染対策を徹底し、訪日客を待ちわびる。

■感染対策「しっかり対応する必要ある」

 26日に岸田文雄首相が表明した訪日客の受け入れ再開は、新型コロナウイルス禍からの復活を目指す京都のホテル業界が待ちわびていた決定だった。

 京都市中心部の四条烏丸近くに立地するホテル…