※2022/06/03 07:43

 米国と中国は政治的に対立しつつ、企業、地方、消費者の間で経済的な相互依存が広がる。米政府は過度の対中依存を警戒し、安全保障や人権などの重要分野では中国経済とのデカップリング(切り離し)を図る。


 2階まで吹き抜けの広々とした空間に、黒、青、白色の3台の最新の電気自動車(EV)が並ぶ。販売員は運転席などを開けて見せ、「トランクも大きいですよ」と熱心に客にアピールしていた。4月中旬、中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチにある米EV大手テスラのショールームに、客が絶え間なく訪れていた。

 母親と訪れた男性客(41)は「購入待ちの客が多く、届くまで4~5か月かかると言われた。我慢するしかない」と語り、「デザインがいいし、外車はステータスにもなる。米中対立は気にならないね」と笑みを浮かべた。発展が遅れた自治区にも、人口の大多数を占める漢族らに購買能力が高い人がいる。

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読売新聞オンライン: ウイグルではテスラ人気、「外車はステータスになるし米中対立は気にならないね」.
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220602-OYT1T50292/