南アフリカで「イベルメクチン」使用停止 ワクチン普及と治療効果への信頼度が理由
[2022年6月4日8時6分]
南アフリカの医薬品規制当局は3日までに、新型コロナウイルス治療に用いていた抗寄生虫薬「イベルメクチン」の使用を停止すると発表した。ワクチンが普及する一方、治療効果の「信頼できるデータがないため」とした。発表は5月30日付。

薬はノーベル医学生理学賞を受賞した大村智博士が開発に貢献した。新型コロナへの効果が一部で期待されていた。

南アはオミクロン株による感染の波が昨年12月にピークを越えた。世界保健機関(WHO)によると、今月2日に確認された感染者数は2647人だった。(共同)



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