脚に不具合を抱える岸信夫防衛相(63)のために国会では専用の答弁席が設けられたことはすでに報じられた通りである。
「岸氏の健康状態に配慮した」異例の対応だったわけだが、その病状が実兄・安倍晋三元首相(67)の後継候補選びに影響を与えているという。

「岸さんの脚の状態は徐々に悪くなっているようで、最初は杖に頼って歩いていたのが、
杖が2本になり、最近は車いすでの移動を余儀なくされる場面が少なからずありました」

 と、政治部デスク。

「実際には、股関節周辺の病気だと聞いています。防衛相はただでさえ激務であるのに、
ウクライナ侵攻や北朝鮮の度重なるミサイル発射が重なり、ひと息つく間もない状況だと思います。
岸さんはTwitterに防衛相経験者らとの写真をアップする際(5月31日)には立ち上がった姿を見せ、
健在ぶりをアピールしたいように見えましたが、日々の仕事をこなす中で養生もままならないことでしょう」(同)

 岸防衛相についてはクレバーな人物と評する向きは多く、防衛省側からの信頼も厚いという。
任命権者である岸田文雄首相としても、実兄の安倍元首相に対して顔が立つので内閣にとどまってもらいたいとの思いがあるとされる。

■岸防衛相の引退説
「とはいえ、ウクライナ侵攻も北朝鮮も一朝一夕に解決するものではなく、岸田首相は、岸さんの病状を見つつ交代のタイミングを探ってきました。
7月の参院選を機に閣内にいる参院議員2人が引退する流れになっていて、
彼らが閣内から去るのに合わせて内閣改造を行って、岸さんも交代する可能性が強まっています」(先のデスク)

 その一方で、岸防衛相の病状の悪化が、安倍元首相の後継候補問題に影響を及ぼしているという。

「子供がいない安倍元首相には後継問題が常につきまとってきました。
最有力候補だったのが、岸防衛相の息子・信千代(のぶちよ)氏です。2020年10月にフジテレビを退社して現在は防衛相秘書官を務めています」

 と、政治部記者。

「すでに政治家修業の態勢に入っているわけですが、この信千代氏はかねて安倍元首相の後継候補として見立てられてきました。
しかし、健康状態が芳しくないことから、岸防衛相は次期衆院選に出馬せず引退し、信千代氏が地盤を引き継ぐことが噂されています」(同)

 その場合、安倍元首相の後継問題は振り出しに戻ることになるわけだ。

(以下略、全文はソースにて)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2df8840965bd50e8b2cb57edd6ea1892f89a3204